直腸の知覚と便秘

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体からのサイン(便意)を放置すると。。。

下部直腸は進展性に優れ150-200mlくらいまでは容量を持っていますが、これをこえて便がたまり直腸内圧があがる(50mHg以上)と 便を出そうとして大脳に便意が伝わります。その一方日常生活ではわずかな便意を感じてもしばらくすると 便意を感じなくなってしまう現象もみられます。これによってトイレに移動するまでの排便を我慢する時間が稼げます。

 

排便の我慢や直腸の感受性の低下

しかしこれが日常化して排便をがまんしてしまう習慣がついてしまったり、加齢によりこの直腸の感受性が低下してしまうと、いくら直腸に便がたまっていても便意を感じなくなってしまいます。

 

直腸内の便がもたらすさまざまな症状

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便が直腸内にとどまっているあいだに、便から水分が吸収されていき、便がどんどん硬くなってしまい、ときには直腸の粘膜が傷ついて(直腸潰瘍)出血や痛みの原因となることがあります。

重要な、がまんしない便意・生活習慣・排便習慣

このようなことにならないために、便意をがまんしないことや規則正しい生活習慣、排便習慣が重要です。

 

(参考:神山剛一 脊損ヘルスケア・基礎編 NPO日本せきずい基金2005年刊)