痔と混同しやすいおしりの病気

2021.01.06 肛門外科

本年もマイクリニック大久保　名古屋院をよろしくお願いいたします

新しい年となりました。　今年もよろしくお願いいたします。

今回は痔と混同しやすいおしりの病気についてお話します。

直腸脱（ちょくちょうだつ）	肛門から直腸が翻転脱出する病態をいいます。 2020年8月24日付け院長ブログをご参照
毛巣洞（もうそうどう）	尾骨部制中に膿瘍や瘻孔（ろうこう）があり時にその中に毛髪を含むことがあります。多毛の男性に多いといわれています。
化膿性汗腺炎（かのうせいかんせんえん）（＝膿皮症（のうひしょう））	肛門周囲のアポクリン腺の可能性炎症で膿が出ます。多発することがあります。
尖圭（せんけい）コンジローマ	パピローマウイルスの感染によっておこる会陰部から肛門周囲皮膚に多数うの疣贅（いぼ）を生じる性感染症の一つです。
肛門掻痒症（こうもんそうようしょう）	肛門部から外陰部　会陰部にかけての強いかゆみが出る病態です。全身疾患にともなうこともありますが、感染によるもののほかに原因不明なものや洗いすぎふきすぎによるものの場合があります。
肛門周囲単純疱疹	単純ヘルペスウイルスによる感染症で、水疱や浅い潰瘍による（時に非常にはげしい）痛みが特徴です。