切れ痔の治療について
肛門外科切れ痔の治療について
切れ痔(裂肛:れっこう)についてお話します。
切れ痔とは
痔にはいぼ痔・切れ痔・痔瘻(じろう)の3種類がありますが、いぼ痔についで多くみられる種類の痔です。肛門上皮といわれる肛門の外側の皮の部分が、強度のいきみによって亀裂が生じる病気です。
排便時の痛みや出血が主な症状です。慢性化すると見張りいぼといわれる皮膚の飛び出しや肛門ポリープを生じることがあります。さらに重症化した場合は肛門が狭くなることもあります。
治療について
基本の治療は
- 食事や下剤などによる排便コントロール
- 軟膏などの薬物療法
といった保存的治療(薬物療法)です。
しかし、
- 肛門が狭くなったり
- 見張りいぼや、肛門ポリープなどの切除
- 膿瘍が形成された
場合などは、手術治療が必要となります。当院ではこれらの治療も日帰りで提供しています。