胃アニサキス症

消化器・内視鏡内科

マイクリニック大久保 名古屋の消化器・内視鏡内科

胃アニサキス症

アニサキスについて

先ごろシベリアの永久凍土で約4万6000年間にわたり休眠状態にあった線虫を蘇生させることに成功したとする論文が発表されたというニュースがありました。

線虫とは

線虫とは線形動物門に属する動物の総称です。基本的には細長い形をしています。
食虫毒を起こす線虫の一つにアニサキスがあります。

その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。

なぜ食中毒をおこすのか

アニサキス幼虫は、サバ・アジ・サンマ・カツオ・イワシ・イカなどの魚介類の主に内臓表面に寄生しています。また、アニサキス幼虫は、寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られています。アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで食中毒(アニサキス症)を発症することがあります。

アニサキス症とは

アニサキス幼虫が胃壁に刺入して生じる急性胃アニサキス症は、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み・悪心・嘔吐を生じます。
その他、腸アニサキス症やじんま疹やアナフィラキシーなどのアレルギー症状を示す場合があります。

 

予防について

予防については下記厚生労働省発表のリーフレット掲示します。マイクリニック大久保名古屋のアニサキス注意喚起

 

アニサキスの疑いがある時は

もしアニサキスかも? と思われたら食事をせずに来院ください。胃カメラをしてアニサキス幼虫を確認し摘出します。

マイクリニック大久保名古屋のカメラで見るアニサキス1 マイクリニック大久保名古屋のカメラで見るアニサキス2

 

 


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