痔の手術は痛いですか?
Q & A質問 シリーズ第5回
手術時の痛みについてお答えします。
痔核や裂肛の場合
手術は局所麻酔、または、静脈麻酔(鎮静剤)と鎮痛剤を併用
痔核や裂肛の手術時は局所麻酔でおこないます。 麻酔薬注射時の針を刺すときのちくっとした痛みはありますが、麻酔がかかってしまえばほぼ痛みは感ずることなく手術が終わります。ご希望なら 静脈麻酔(鎮静剤)と鎮痛剤を併用してやや意識レベルが落ちた状態(うとうとした状態)で手術をすることも可能です。
痔瘻の場合
手術は仙骨硬膜外麻酔
痔瘻はやや手術創が大きく、手術時間も長くなりますので、仙骨硬膜外麻酔で手術を行っています。腹臥位(うつ伏せの体位)で尾骨のやや上あたりから麻酔の針を刺し、肛門を支配する神経のみブロックする麻酔です。このときも針を刺すときに痛みはありますが、麻酔がかかってしまえば術中は痛みを感じることはほとんどありません。静脈麻酔を併用することが多いです。