お尻に何かぷにぷにしたものが出ています。これって病気ですか?
Q & Aマイクリニック大久保名古屋院への質問・お問い合わせ
今回からは外来診療中やお問合せメールなどでよくいただくご質問にお答えする形で痔の診断や治療の説明をしていきます。
今回のご質問 シリーズ第1回
“お尻に何かぷにぷにしたものが出ています。これって病気ですか?”
それはもしかすると、おしりの穴の3-4cmの奥の膨らんだクッションのようなもの(静脈叢)が膨らみすぎて肛門にとびだしてしまった病気(=いぼ痔(痔核))なのかもしれません。とびだすものはやわらかい組織なのでぷにぷにした感じです。
ほか裂肛(切れ痔)に付随してみられる皮膚のたるみ(皮垂、スキンタグ)などのこともあります。
実際に診察をしてみないと詳細は不明ですが、いぼ痔(痔核)の脱出の症状は肛門の外に排便などのいきみがかかったときに飛び出すのが特徴で安静時は症状がないことが多いです。もちろん病状が進行すると出っ放しになることもあります。一般的には痛みをともなわないことが多いです。進行すると指でとび出した“ぷにぷにしたもの”を戻す必要がでてきます。このような段階になると手術治療が有効です。
お困りなら受診をおすすめします。