命がけの排便行為 ナマケモノの話

肛門外科

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ナマケモノに学ぶ排便について

マイクリニック大久保 名古屋院 命がけの排便行為 ナマケモノの話  

ナマケモノはほとんどの時間を樹上で生活していますが、週1回程度の排便のときだけは、地上におりてきます。(便に卵を産む蛾や藻との共生関係を保つために必要だそうです。)50%以上のナマケモノが排便時にオオギワシなどの天敵に狙われ命をおとすのだそうです。

興味深い動物の排便時間

動物の排便時間については 当ブログ【2020年6月1日 “12秒のはやわざ”】 でも書きましたが、動物にとって排便というのは、命がけの行為なので、多くの動物が素早く済ませています。

 

ヒトの排便

天敵にねらわれる心配がなくゆっくり排便できるヒトですが、いきみが長すぎるのは痔核のリスクファクターです。いきまざるを得ない排便、快適に十分な量を排出できない場合などは、食事・運動療法で改善なければ便秘治療も必要かもしれません。

 

(参考https://gigazine.net/news/20210621-sloths-die-while-pooping