便が詰まってあふれてもれる -溢流性便失禁について-
その他便失禁について
自分の意思に反して便がもれることを便失禁といいます。
それほど珍しい症状ではなく我が国の疫学調査では男性8.7%女性6.6%の方に便失禁の症状があったとの報告があります。
括約筋(安静時の肛門を締める筋肉)の機能不全、などが原因となることもありますし、明らかな原因がわからないこともあります。
溢流性便失禁とは
その中に溢流性便失禁(いつりゅうせいべんしっきん)という種類があります。
直腸内に便があっても知覚の低下などで大きな固まりとなってとどまり、ついにはあふれ出てくるタイプの便のもれです。このタイプの便のもれに対しては排便習慣改善等で便がつまらないようにすることが必要となってきます。薬剤を用いることもあります。